サイクリング同好会〜エンジェルスマイル〜
2006年3月27日(月)
「違いの分かる男」白鳥真吾・・・春の訪れを待たずして、彼はこのサイクリング同好会を去っていった。
残されたのは過去2回のレポートと、今回のこの最終レポート。
そして、参加者の胸に確かに刻まれた、彼のエンジェルスマイル・・・。


春の足音が聞こえてきそうな透き通る青空のもと、3度目のサイクリング同好会が結成された。
(過去のレポートはこちら→雨の須磨紀行明石の奇跡
過去2度は須磨海岸での海水浴をメインに開催されたが、今回は4月で東京に転勤する「違いの分かる男」白鳥を送別するための、季節はずれのサイクリング。
また、前回”明石の奇跡”として新たな伝説を刻んだ藤田輝のリベンジマッチでもあった。

参加メンバーは前回同様、春も日焼け上田健次、今回の企画提供者ストイック胡中聡、自転車&メイドカフェマニア井上秀幸、山形はえぬきアバラ損傷須藤哲郎、いつだってマッチョ古家憲太郎、僕はどこにいますか?金子智晃、伝説の側溝マニア藤田輝、そしてさよならエンジェル白鳥真吾の計8名だ。

集合時間の9時。やはり前回同様、ファッションチェックを受ける金子。
さすがにスラックスではなかったものの、どう見ても教育実習に来た体育が苦手な・・・という雰囲気。
「お前、そりゃ・・・な、な、ないぞ・・・」ストイック胡中もさすがに失笑。
「分かりました。ちょっと着替えてきます!」足早に部屋に戻る金子。
まさに前回と同じ流れだ・・・。ん?前回と同じ・・・?それはまずい・・・。また側溝にはまるのか!?ひ・か・る・・・。

少しして金子が現れた。「着替えてきました!」
何を思ったのか、上着のトレーナーの色を変えて来ただけであった。
恐るべし、金子。。。さすがのストイック胡中も言葉を失う。
しかし、彼が行くところ、話題に事欠かない。いずれこういう逸材が会社を背負っていくのだろう・・・。こわっ(笑)


寮を出発し日焼けの待つ集合ポイントへ。これも毎度ながら、全員無事なうちに記念撮影。
(この後、あの男にあんなことが起ころうとは・・・)

一路、新幹線高架下を通り、これまた前回同様、播磨町のSASUKEの館(勝手に命名)前にて記念撮影。
既に遅れ始めている金子。これまた前回と同じ・・・。
やはりこの企画、無事に終えることを神様は許してくれないのだろうか・・・。ねえ、ひ・か・る・・・。

坂道になると急激に速度が落ちる金子。
「お前、もっとモモに力いれろやぁ!右、左!交互に力入れな進まへんで!体力ねーなぁー!」
「分かってます。体力はあるんですが、足がただ動かないんです」
「言い訳すんなっ!早くついて来い!」
果たして彼は怒られて伸びるタイプなのだろうか?
仮に褒められて伸びるタイプだとしても・・・どこを褒めよう???
「・・・ナイスジャージ?」「・・・いいぞ、そのわけ目?」
金子を中心に世界が回っているのでは?一瞬そんな錯覚に陥った。
しかし、こんな逸材が将来日本を背負っていくのだろう・・・。こわっ(笑)

走り始めて1時間強、ようやく明石のブルワリーに到着。
店内に入り、乾いた喉を軽く潤す。
「ところで藤田さん。前回の事件があったにも係わらず、よく奥さんが参加を許してくれましたね?」
誰かが問いかけた。
「大丈夫だよ。余裕。っつーか、自転車で須磨に行くなんて一言も言ってないから。アハハハ」
「ばれるんじゃないですか?」
「大丈夫、余裕だね。多分大丈夫。アハハハ」
ばれると思うよ・・・。だって、帽子かぶって半パンで・・・普段そんな格好で会社行かないでしょ???
彼を支えるのは、その揺ぎ無い根拠のない自信と、怪我も社長も恐れないその無謀さだろう。

ブルワリーを出発し、明石海峡大橋が綺麗に見える公園でトイレ休憩。
本当に天気がよい。透き通る青空と、海から吹く爽やかな潮風。
目を閉じて天を仰げば、現代社会でせわしなく過ぎていく時の流れが嘘のように感じる。
忙しいときこそ、心のゆとりを忘れちゃいけない・・・。そんな事を思った。

12時過ぎ、予定より少し遅れて昼食場所の2国ラーメンに到着。
過去2度、暑さと疲労からセットメニューを頼めず苦渋を味わってきたエンジェルスマイル白鳥・・・
3度目の正直でセットメニューを注文、そして完食・・・。
「初めて自分で自分を褒めてあげたいと思いました」彼の思い出アルバムにまた涙の1ページが追加された。

必要以上に盛られた、見た目にもおかしいにんにくトッピングラーメンを食べ、「気分悪い・・・」と連呼するマニア井上。
そりゃ・・・あんだけ食べれば気分も悪くなるでしょ???笑

昼食場所を後にした一行。3時ブルワリー到着を目標に快調にペダルをこぐ。
途中にマクドナルドの看板が・・・。
「天気もいいし、シェイク買って海岸でちょっと休憩しましょう!」
「よし、金子、お前ちょっとまとめて買って来い!」
店内が大変混雑していたため、ドライスルーで注文。
日頃から若干早口で滑舌の悪い金子。やはり店員も聞き取れていない様子。
しかも、テレビモニターがマイクの上にあるにも係わらず、モニター下のマイクに向かって一生懸命に指で個数をジェスチャー。
そりゃ、お姉さんも分からないよ・・・。

金子が苦労して購入してくれたシェイクを海岸で堪能する。
「何でバニラなんだよ!」チョコレート味好きの日焼けが怒る。
「白いものを飲めば少しでも肌が白くなるかと思いまして」
やはり彼のような逸材が将来ヒルズ族となるのだろう・・・。

予定通り3時にブルワリー到着。
「お前は幸せ者だな。これからも頑張れよ」
暖かい日焼けのお言葉を頂き、送別会がスタート。
フルーツタルトにスープカリー、サンドイッチを食し送別会終了。
送別会の詳細は・・・私の心の中だけに大切にしまっておくこととしたい・・・。

お腹が膨れたところで、岐路につく。
一行、順調にペダルをこぐが、やはり遅れがちな金子。
「帰りは遅れても大丈夫ですよ。もう道も大体分かりましたから。なんなら先行ってください」
そんな大きな口をたたいてしまった彼を、神様は許してくれなかった。
彼自身もこの時、あんな事になるとは思っていなかったに違いない・・・。

20分ほど走っただろうか。毎度のごとく金子の姿が見えなくなった。
仕方がない、少しここで待とう・・・。
この後夜勤が控えているマッチョとマニア井上。急がなければ仮眠を取る時間がなくなる。
しかし彼らは人一倍、人情味のあふれる日本男児。
あれほどの暴言を吐いた金子ではあるが、やはり大切な仲間。
「先に帰って休め!」との周囲の声にも耳を貸さない。
15分ほど待っただろうか。やはり姿は見えない。電話をしても繋がらない。
まさか!?
一瞬、前回のあの忌まわしい事故が一同の脳裏をよぎる。
あの見るも無残な悲惨な出来事に、我々は再び遭遇してしまうのか・・・。

だいぶ文章も長くなり、また結果しておもしろくもない出来事だっただけに、彼の話題はここで終わりにしたい。
が、中にはそんな彼の事が気になって眠れない方もいると困るので結論だけを述べることとしたい。

彼は・・・迷子になっていたのだ。
「大丈夫です!道も分かりましたから。ケッ!」と、あれほどの暴言をはいていた彼が迷子・・・。
きっと神様がそんな彼に試練を与えたのだろう・・・(とそんな大袈裟なものではないはず。ただの迷子・・・)
自転車での迷子はまだ笑い話となるが、我々が心配するのは、その彼の将来・・・。
今後の会社生活において路頭に迷い、迷子にならないだろうか。。。その時は笑い事では済まされない。
金子よ・・・自分の力に見切りをつけるのは早すぎる。お前はもっとできるはずだ!もっとがむしゃらになれ!
一生懸命な姿はかっこ悪いか?ダサいか?熱くなるのはうっとおしいか?
俺達は決してそうは思わない。。。笑いたい奴には笑わせておけ。
金子よ、これだけは忘れないでくれ。俺達はいつでもお前の仲間だ。お前が駄目な時は必ず助けてやる!
だから、今をもっと一生懸命に、どんな事にもぶっ倒れるくらいにがむしゃらになってみろ!!!

今回のこの旅を通じ、メンバーの思いが少しでも彼に伝わってくれれば・・・
彼の胸の奥の方に、その思いは確かに届いたと信じたい・・・。

金子の迷子という小トラブルはあったものの、側溝マニア藤田も無事リベンジを果たし、エンジェルスマイル白鳥の同好会メンバーとしての活動には終止符が打たれた。


最後に・・・
今回このような粋な演出を頂いた胡中さん、夜勤があるにも係わらず参加してくれた古家さん、井上さん、私の最後の旅で無事リベンジを果たしてくれた藤田さん、みんなのために写真を撮り続けてくれた須藤さん、迷子になってくれた金子さん。
素敵な送別会をありがとうございます!きっとこれから辛い時も、この思い出が私を支えてくれるはずです。

そして何より・・・
私が発電Gに来てから兄貴のように慕い、色々な相談にも乗ってくれ、いつでもその楽しい企画の輪に誘い込んでくれた上田さん。
今私がこれほどまでに「高砂を離れたくない!」と強く思うのは、誰でもないあなたの存在があったからだと思います。
この先、私はたくさんの人に出会い色々な事を学ぶでしょうが、きっとあなたから学んだこと、あなたと過ごした時間はこの先のどんな思い出にも負けることがないでしょう。
改めて言うのは少し照れますが・・・本当にありがとうございました。離れてもまた私が悩んだ際には、よき相談相手として宜しくお願いします。

高砂で過ごした6年と9ヶ月、本当に色々な事がありました。
泣いた事、笑った事、怒った事に悲しんだ事、全てが大切な思い出です。
これから辛い場面に直面した時、きっとその思い出が心の支えとなって、私の背中を押してくれる事でしょう。
みなさん、本当に色々とありがとうございました。
またどこかで会える事を楽しみにしています。

離れた地からではありますが、今後も高砂火力の益々の発展と活躍を応援しています。

さようなら・・・。


[文:エンジェルスマイル]

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