2005年8月22日(月)、昨年に引き続き、1日限りのサイクリング同好会が結成され、片道40kmの須磨海岸へとサイクリングに出かけた。
(昨年の様子はこちらを⇒〜雨の須磨紀行〜)
参加メンバーは昨年に引き続き、オールシーズン日焼け上田健次、ストイック胡中聡、自転車マニア井上秀幸、山形はえぬき新車の須藤哲郎、違いを見せる男白鳥真吾。
そして新たに、マッチョ古家憲太郎、僕、ここにいます!金子智晃、そして後に「明石の奇跡」として伝説となる藤田輝の計8名。
10時、思い思いの夏らしい軽装で集まる面々。と、あちらから明らかに場違いのスラックス姿で登場する男が・・・。
僕、ここにいます!の金子だ・・・。
「お前、海行くのに何かんがえとんねん!暑いぞ!半パンに着替えて来い!」ストイック胡中の厳しくも、もっともな発言。
「大丈夫ですよぉ、大人ですから、この格好のほうが・・・アハハハ」
「アホか!はよ着替えてこい!」
「・・・はい・・・」
半パンに着替えて金子登場。惜しい・・・。個人的にはあのスラックスで海に行って欲しかった・・・。
寮を出発し、オールシーズン日焼け上田が待つ第2集合場所へ。全員揃ったところで、出発の記念撮影。(この時は後にあんな出来事が起こるとは・・・)
一路、加古川の河川敷沿いを走り、休憩場所の明石ブルワリーを目指す。
途中、SASUKEで一躍有名となったYさんのトレーニング場所前にて記念撮影。
この時もまだ、後にあんな奇跡が起ころうとは、誰一人予想していなかった。
天気予報では雨も心配されたが、透き通るくらいの青空。(昨年は暴風雨・・・)
お盆は過ぎたものの、まだまだ夏真っ盛り!海を目指す男達の熱い思いが天にも届いたのだろうか。。。
が・・・熱い男達の中に一人、しんどいオーラを出す男が。。。僕、ここにいます!の金子だ・・・。何を持ってきたのか、大量の荷物。。。(念のために、脱ぎたてスラックスか???)しかも、昨年違いを見せる男白鳥が痛い目にあったリュックサック。
すでにバテバテである。
「少しペースを落としましょう」
救いの手を差し伸べたのは、誰でもないストイック胡中だ。
厳しい中にも人一倍面倒見がよく、人一倍人間を愛する男、それがストイック胡中聡だ。金子が集団より遅れをとった時も、並走して励まし、喝を入れ支え続けたストイック胡中。
そして、その熱い思いに心を打たれたもう一人の男がいた。マッチョ古家だ。なぜ「マッチョ」なのか?それは、見るからにマッチョだから・・・!?
「憲太郎は脳みそも筋肉でできとるからな」(オールシーズン日焼け上田語録より)
まさか・・・と思うが・・・納得できてしまう・・・それがマッチョ。
「おい、金子、俺がリュック持ってやるぞ!」
そう言うとリュックを背負い、「おい、ストゥー(須藤)、自転車変えようぜ!」
はえぬき須藤がこの日のために購入した自転車にまたがる。
僕、ここにいます・・・。金子の体力が少し戻ったところで再出発。
「おいおい、これ、いいなぁ!すげーいいよぉ!」
子供のように無邪気にはしゃぐマッチョ。既にリュックを背負っている事をこの時は忘れていた。恐るべし、マッチョ。
出発から約1時間、ようやく明石ブルワリーに到着。
ぼ、ぼ、ぼく・・・こ、こ、ここにいます・・・。金子は既にグロッキー状態。
「半パンにしてよかったです・・・」
ようやくこの時、スラックスの恐ろしさに気づいたようだ。
軽い水分補給を済ませ、次なる目的地「海の家 岩井」を目指す。
海岸線を走ると、磯の香りと浜風が心地よい。昨年と違い、今年は快晴ということもあり、海の家も営業中、浜辺で遊ぶ老若男女の姿も。
「やっぱ海はいいっすねぇ〜」マニア井上、満面の笑み。
「もう来たくないです・・・」グロッキー金子。
そうこうしている間に、目的地に到着。あれから1年・・・何も変わっていない海の家。ただ違うのは、暴風雨ではなく、快晴!そして、海水浴客がたくさんいること・・・。
「海は最高っすね〜」マニア井上、更に満面の笑み。
一同、開放的な海に誘われ、我先に浜辺へ走り出す。
「大丈夫、俺はあとでいくからぁ〜」日陰でマイペースにくつろぐ藤田輝・・・
誰よりも開放的になっていた藤田輝・・・
名前以上に輝きを放っていた藤田輝・・・
この後そんな彼に、あんな奇跡が起ころうとは・・・。
ぼく、ぼく、ぼく、ここにいます!
私達はこの日、後に起こる奇跡の他に、もうひとつの奇跡に出くわした。
小学校卒業以来、もう目にすることはないだろうと思っていた、プール着替え用バスタオル。
(ウエストがゴムになっており、ボタン留めになっているやつ)
金子が知らぬうちに身に着けている・・・。
「おい、それって・・・」
「はい、この前実家に帰った時にとってきました!」って、おい!爽やかに言うなよ。。。
持ってることもすごいし、さらに使ってるのもすごい!!!
しばし、それぞれの海での過ごし方を満喫する。
浜辺でビーチボールで遊ぶもの、海でプロレスをするもの・・・(全てマッチョであるが)
1時間ほど遊んだ後、最終目的地の須磨海岸を目指す。
海で投げられまくった、僕はここにいます!金子は、先程にも増してグロッキー。自転車をこぐ足取りが重い・・・。それに比べ、人一倍動きまくったマッチョは疲れ知らず。なぜかスパッツのまま自転車をこぐ。
海の家から約40分、昼食場所の2国ラーメンに到着。定番のセットメニューを注文。
「ぼく、食べれません。。。」今にも泣きそうな金子。
「ちゃんと食っとけ!体力もたないぞ!」
って、既に体力がもっていない金子であった。
昼食を済ませ、須磨海岸へ。やはり昨年と違い、海の家も海水浴客でにぎわっている。
「海、ほんと、いいっすね〜!」連呼するマニア井上。
確かにいい・・・開放的だ・・・。
いつの間にか上着を脱ぎ、海に飛び込む面々。。。
青い空、青い海、青ざめた金子、どれをとっても夏、夏、夏。
「夏、最高!!!」
夏のビーチを満喫した8人。気づけばいい時間・・・帰らなくては・・・。
海の家のお兄ちゃんに頼み、また記念撮影。
さあ、帰ろう・・・。
と、遠くで女性が走って海に飛び込んでいる。
「ポカリスエット・・・!」
そう、ポカリのCMで海に飛び込むシーンを知っているだろうか。
「俺、行ってくる!」マッチョだ!
「俺も!」「俺も!」オールシーズン日焼け上田、ストイック胡中、そして・・・この時は夏を満喫しきっていた、元気な藤田輝・・・。素敵な表情だ・・・できるなら、もう一度あの笑顔が見たい・・・。
そそくさと飛び込みを済ませ、帰路へ。
やはり金子は遅れをとる。
「来年は誘わないぞ!」
「もう来たくありません・・・」
既に身も心も疲れきった金子智晃22歳。
きっとこの先彼が夏の思い出を聞かれた時、この辛く長かった1日を思い出すことだろう。。。
しかし、その時には、きっとよい思い出となっていると信じたい・・・。
金子・・・気合いれろよぉ!
ぼく、ここにいます!そんな金子の話はここまで。
須磨を出て1時間、海の家岩井に到着。軽い水分補給を済ませる。
帰路を急いでいたストイック胡中はここでみなと別れ、一人先に戻ることに・・・。
最後の休憩ポイント明石ブルワリーに程近い場所で、あの悲惨且つ奇跡的な出来事は起きた。
その奇跡の主人公は誰でもない藤田輝である。
彼は今まで数々の伝説を作ってきた男である。
私達若年社員からすれば、いわばカリスマ的な存在の藤田輝。
そんなカリスマが・・・!?
快調なペースで海岸沿いを走っていた。。。
今、思い出すだけでも鳥肌が立つ・・・。
最後尾にはえぬき須藤、その前に藤田輝、その前に違いの分かる男白鳥で走っていた。
突然、「あっ!」はえぬき須藤の声がこだまする。
前を走っていたメンバーが後ろを振り返ると・・・そこには恐ろしい光景が・・・。
道路の端にあった側溝に、走っていたはずの藤田輝の自転車が綺麗にたっている。
「?????」
その後ろに目をやると、側溝に綺麗にはまっている人影が・・・。
動かない・・・大丈夫か!?
「救急車呼びましょう!」動転したはえぬき須藤が声を荒げる。
と・・・
「ごめん、大丈夫、大丈夫!」
側溝から顔をゆっくり上げる藤田輝。
顔や腕は擦り切れている。
あまりの突然の出来事に、一同声が出ない。。。
「大丈夫、大丈夫!動くから折れてないよ。擦り傷だけだから・・・アハハハハ」
あの状況で擦り傷だけで済んだのは、本当に奇跡としか言いようがない。
以前、同じような場所で、同じく自転車転倒で鎖骨を骨折し手術をした人を知っている。
本当に運がよかった・・・。
数々の伝説を作ってきたカリスマ。また彼の伝説に「明石の奇跡」という1ページが加わった。
多少!?のトラブルはあったものの、参加者一人一人の夏の素敵な思い出になったことは間違いない。夏が過ぎてしまうのは少し寂しいが、次には秋が待っている。おいしい味覚を食べに行こう!そんな企画があるのかも・・・!?
参加者の皆さん、お疲れ様でした!
これからも自転車に乗るときは、くれぐれも安全運転に心がけましょう!

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