縄文杉登山レポート旅行記(2004年7月9〜13日)

縄文杉登山レポート(2004年7月9〜13日)
【屋久島旅行記番外編】


 限界倶楽部の夏旅行として屋久島に出かけたわけだが、そのとき私の子供もつれて行くことにした。小学校1年生のかれん、小学校3年生のつばさ。かれんは最近ソフトボールをはじめ、つばさはサッカーをするごく普通の小学生である。二人とも父親に似て良く日焼けしている。
 この日記は、その二人にスポットをあてたものである。

 屋久島旅行を計画したのは5月末。その時にはつばさ一人を連れていくつもりであった。理由は簡単。小学校1年生では縄文杉までの往復8時間登山はムリだと思ったからである。
 屋久島へ行く10日ほど前になり、かれんが言い出した。
 「なんで私行ったらあかんの?」
 しかたなく連れて行くことにした。わたしは今回で2度目の屋久島。登山中辿り着けないと思えば、登山をあきらめ2人で山を降りればいい。つばさは同行する私の友人が必ず縄文杉まで辿り着かせてくれると信じ、同行を決断した。
 旅行は、休日を挟むプランであったため学校を休まなくてはならない。しかし、屋久島の自然を目の当たりにすることは素晴らしい教育となると考え、学校を休ませることにした。

 旅行当日、15:00に皆の待つ寮に集合した。ちびっこ二人は元気いっぱい。荷物を積みこみ早速屋久島へ向け出発した。二人は最後部座席に夜勤明けのマッチョとともに座り、買込んだおやつを食べ、マッチョと大騒ぎで遊んでいた。屋久島までは夜中の運転になる。私は二人に寝るように言った。かれんは寝たがつばさは寝ない。わくわくしてそれどころではないようである。鹿児島につき、少し寝たようであるが、すぐに起きて櫻島を見たりしていた。
 フェリーに乗りこみ屋久島へ向かう。約4時間の船旅となるので、朝食を食べた後少し寝るように言った。しかし寝ない。1時間30分くらい眠っていただろうか…。屋久島に近付くにつれ、次第に海の色が変わった。その海面をトビウオが飛んでいる。客室に戻ると、二人とも起きていた。大ちゃんやマッチョ、ストゥー達といっしょデッキに出てトビウオをみて、大喜びであった。

 屋久島へ上陸。
 子供たちのリクエストであった「海水浴」にでかけた。宿泊先のモンゴルテントで水着に着替え、浮き輪を持ち、ゴーグルを準備、近くにあった「春田浜海水浴場」についた。透き通った海に急いで飛びこみ、魚を見つけては大喜びし、海水浴を堪能していた。

 午後4時、名残惜しいが海水浴を切り上げ、モンゴルテントに戻った。大ちゃんを中心に夕食を作り、屋久島上陸を喜びながら夕食をとった。
 夕食後、いなか浜へウミガメを見に出かけた。私達が到着した時既に大勢の人が来ていた。ウミガメのビデオを見ながら楽しみに待っていたが、この日は残念な事にウミガメは来なかった。つばさは、「人がいっぱいおって騒がしいから、ウミガメが来んかったんかなあ?」と言っていたが、私もその通りだと思った。仕方なく宿に戻る事にした。この時既に10時。高砂を出発し、睡眠が足りていない二人は車の中ですぐに寝てしまった。

 屋久島2日目。この日はついに縄文杉までの登山。
 朝5時に子供たちを起こした。声をかけてもなかなか起きなかったため、昨日の晩にマッチョがクワガタを捕まえたと言った。こどもたちは飛び起きた。
 朝食をすませ、荷物を準備し弁当を受け取り、荒川登山口に向かった。朝食では「亀の手」入り味噌汁が子供たちのお気に入りだったようである。

 登山口に到着。
 買ったばかりの登山靴をはかせ、つばさはリュックを背負った。格好だけは一人前である。かれんにはペットボトルを1本持たせ、残りの荷物は私のリュックにつめた。

 6:55登山開始。
 小学校1年生のかれんを先頭に、順調なペースでトロッコ道を進んだ。トロッコ道の途中には、枕木の上に幅60cmくらいの板を置いただけの、手摺のない橋がある。大人でも高いところが苦手な方は渡りたくないような橋であったが、ちびっこ2人はサクサク進んでいく。1時間ほど歩いたところに三代杉があった。そこで15分ほど休憩し、再び歩きはじめた。トロッコ道は単調な道だが、廻りを緑色の景色が覆い、かれん曰く「みどりのトンネルを歩いている」ような感じである。

 歩き始めて2時間。大株歩道入口に到着。ここから先は山道である。トイレをすませ、休憩をとった。
 かれんにしんどくないか聞いてみた。しんどくないらしい。つばさは元気があまりすぎて、川に下りようとしていた。

 大株歩道を歩き始めた。大きな木の根、石ころなど歩きにくい道が続き、かれんはペースダウン。つばさは、ダーホン・高橋とともにサクサク進んでいく。3年生と1年生の体力の違いを見ることができた。
 大株歩道を歩き始め、1時間ほどでウィルソン株に到着。少し休憩する事にして、この大きな切り株の中に入ってみたりして遊んだ。ここから1時間で縄文杉である。かれんは少し疲れた様だったが、「まだまだ歩ける」と言ったので先に進むことにした。
 木の歩廊を歩き、根っ子をまたぎ進んでいく。つばさは疲れる事無くサクサク山を登っていく。途中、山の水を飲むために立ち止まり、水を補充して山を登った。

 屋久島では、山の水を飲む事ができる。
 二人の子供とも、この山の恵を堪能していた。

 先に進んだ。かれんは「しんどい」とは言うものの、がんばって歩いている。途中、サルやシカを見かけ、写真を撮りながら歩いた。途中すれ違う人や、仲間に励まされながらついに縄文杉に辿り着いた。出発して約4時間。至って順調なペースであった。

 二人とも、その大きな木を見て何を思ったのだろうか。しばらく縄文杉を鑑賞し、昼食の弁当を食べることにした。

 昼食を取り終えると、「帰ったら何するん?」とつばさ。どうやらまた海に行きたいようである。まったくと言って良いほど疲れていないらしい。この時12:15。4時間かけて山を下り、車を40分走らせ宿に到着するのは17時ごろ。泳ぐのはムリだと言い聞かせた。

 山を下ることにした。行きに、ガイドさんらしき人に子供はトロッコ道で歩きながら寝てしまうから注意するように忠告を受けていたことを思い出した。
 下りもつばさは元気いっぱい。高橋といっしょにサクサク下っていく。かれんはゆっくりとコケないように山を下った。

 大株歩道入口についたとき、つばさは仲間達と川に下りて水遊びをしていた。マッチョも子供達に負けないくらい水遊びに夢中であった。

 長めの休憩のあと、トロッコ道を歩き出した。歩き出して30分ほどすると、かれんがつまづいた。眠気がおそってきたようである。声をかけながら、眠らせないように歩いた。

 気分転換にと川に下り、靴を脱いで足を冷やすことにした。この川の水は、足の感覚がなくなるくらい冷たい。歩いて疲労した足が心地よかった。しかし、つばさとマッチョだけは違っていた。川に下りると、さっさと靴を脱ぎ、上着を脱ぎ、なんと川に飛び込んだ。冷たかったらしく大騒ぎしながら遊んでいた。

 遊び終え、眠気がさめたところで山を下り始めた。

 下り始めてすぐに、かれんがまた眠くなったようであったが、話しかけながら眠らせないように山を下った。最後の最後でかれんは眠さのあまり泣き出しそうになってはいたが、無事登山終了! 当然、帰りの車の中で熟睡し、宿に戻った。

 その晩、大ちゃんが花火を買ってきてくれた。夕食後、花火を堪能し、子供たちは9時過ぎには寝ていた。やはり疲れたのだろう…

 屋久島3日目。予定では白谷雲水峡散策だったが、県道白谷線通行止めであったため一奏海水浴場にて帰りまでの時間、海水浴を楽しんだ。散々遊びまくり12時になった。帰る準備を整え、フェリーターミナルへ到着。屋久島に別れを告げ、楽しかった屋久島旅行は終了。

 家に帰りついて、妻に多くのおみやげ話を聞かせていたところを見ると、楽しい思い出になったようであった。

[文:ブラックケンジ]

<たかさご広場トップ <<播州コムトップ
Copyright (c) by EPDC-TAKASAGO All Rights Reserved. since2001.1.1