5月28日(土)に菅さん、藤田さんと3人で兵庫県と鳥取県の県境にある氷ノ山に登山してきました。目的の一つは氷ノ山に住むというイヌワシを一目見ることでした(イヌワシは翼長2m近くにも達する日本最大、最強クラスの猛禽類ですが、絶滅危惧種となっています)。
朝6時に菅さんの車で播磨寮を出発、9時頃より親水公園を経て氷ノ山国際スキー場側から入山しました。絶好の天気に恵まれ、コンディションは上々。山道はまぶしいばかりの新緑に包まれ、涼風は飽くまでも心地よく、これぞ登山の醍醐味といったところです。もっとも日頃不摂生している私は、じきに景色を見る余裕など無くなりましたが。
昼前に標高1,510mの山頂に到着。あいにく少し霞がかかっていたため大山は見えませんでしたが、清涼感に抱かれながら菅さんが持ってきてくれたコンロとミネラルウォーターでカップラーメンとホットコーヒーを楽しみ、かなりの満足です。

山頂はかなりの賑わいです。
さて下山ルートのイヌワシルートでいよいよイヌワシ探し本番。期待は高まります。
しかしいざルートに入ってみると、イヌワシがいるらしいという以外これといった情報が無いこともあり、どこにいるのか見当もつきません。空を飛ぶ鳥といえばカラス位で、次第に途方に暮れるばかりです。それでも野鳥は確かに沢山いて、カッコウ、ツツドリ、アカショウビン、オオルリ、ウグイス、ヤマガラ、シジュウカラ、ミソサザイ等がコーラスを楽しませてくれます(因みにオオルリまではツバメ同様、春から初夏にかけて南から渡って来て秋に帰って行く渡り鳥です)。キツツキが木々をドラムする音も響きわたり、ここには確かに豊かな自然があるのですが。
あきらめムードとなったころ、運良く地元の自然観察指導員の方と出会い、イヌワシのことを尋ねてみました。すると以前は近くの岩にイヌワシの巣があって、巣を行き来したり空高く飛翔する姿がよく見られたが、その後巣が落ちてしまい、今ではたまにその巣の名残を惜しんでか時々現れる位であるとのこと。残念ではあるもののイヌワシの消息が分かっただけでも有り難く感謝。
その後、ブナの林の中にコブシ、フジ、その他ピンクや白の名も知らない花が咲き乱れる中、湧き水を集めたせせらぎの音を聞きながら、不動の滝、布滝を眺めつつ4時半頃下山。
イヌワシには巡り合えずとも、例え疲労困憊しようとも、上り6km(登山口までのアプローチ約2km含む)下り5km、全行程約11kmにわたる種々変化に富んだ楽しい登山となりました。なお、帰り道に寄った温泉で生き返る思いをしたことも、登山行の楽しみの一つとして付け加えさせていただきます。

せせらぎが涼やかです。

そこに巨大なヒキガエルが!(怪我をしていてかわいそうですが)

植物の芽生えも神秘的です。

不動の滝 見事です。

布滝 幻想的です。

野生の藤の花 紫が鮮やかです。
心地よい疲労感と清涼感、あるいはロマンを求めて、皆さんも氷ノ山登山は
如何でしょうか? [ 文 : 石川 ] |
|
|